「……なにか、疲れているな? 暑さの盛りもそろそろ過ぎるが、人より遅れて夏バテか真朱――大丈夫か?」
 ありがたくも恐れ多くも彩雲国国主じきじきの労わりの言葉に、ありがたくも恐れ多くも思わない李真朱は不敬ここに極まる。
 ありがたくも恐れ多くも思わないが、日頃ぱや〜っとしており、幼少期の影響か、対人関係において養い親とは違った意味で不器用、五歳児並みと認識している劉輝の"はじめての気遣い"に真朱は驚愕した。そりゃもう寝酒の酌を危くひっくり返すところだったくらい、びっくりした。
 その驚愕は不快なものでも胸騒ぎを覚えざるを得ないものでもなく、全くの逆で、嬉しい不意打ちだったので、昼は戸部で扱き使われ、夜は後宮で昼の分まで働いて実働15時間超過勤務だクソゥと誰ともなく(つまり見境なく)恨み言を唱えていた真朱に、めったにない飾らない笑みを浮かばせるという快挙を成し遂げた。
 どこか飄々としながら、どこか気難しく危い少女の、初めて見るあけっぴろげな笑顔に劉輝も驚いた。
「疲れてたけど、今の言葉で吹っ飛んだ! あはは心配してくれてありがとっ」
 細く、小さな両手がわしゃわしゃと犬猫を褒めるように劉輝の頭をかき混ぜる。
 おおらかな真朱の笑顔と態度に、目を白黒させながら、じわりと劉輝の胸に広がったのはある種の感動だ。
 求めても、求めるほどに与えられなかった想いがある。だからいつしか諦めて、期待しないことで守ってきた小さな部屋に、すんなり入り込んで「ヤダここかび臭ーっ! 換気換気!」と大掃除のように窓を開けて風通しを良くし、陽だまりの暖かさを教えてくれたのは秀麗だ。彼女が明るくしてくれた視界から覗いた世界は、気づかなかったことが良く見えた。見えたままに気遣えば、こんなに当たり前に、当たり前のように笑顔が返されるなんて知らなかった――今まで、なんて勿体ないことをしてきたのだろう。
 対する真朱は、ハイハイをしていた幼児が初めて立ち上がったような歓喜をおぼえていた。だいぶ失礼な比喩だがまさにコレ。もしくはクララが立ち上がったときのハイジ。立った、立った、劉輝が立った!
「ヨロレイヒ〜!」
 喜びがなぜかヨーデルになった。
 使いどころ間違ってる。
「よ、よろれいひ?」
「いやもう気にすんな!」
 どーせネタはわからない。今度アルプスの少女を語り聞かせようか。また号泣すること予想に難くない。
 真朱は秀麗のように二胡が弾けるわけではないので、出来ることといったら給仕か話し相手だ。ニ胡どころか他のどんな楽器の素養も持ち合わせていない。カスタネットとトライアングルタンバリンくらいなら何とか……というパーカッション系。彩雲国ではどれものぞむべくもないし、そもそも単体で曲の演奏が可能な楽器でもない、音階のない打楽器ばかりだ。君の音楽の成績は万年3だったというのはここだけの話。
 入宮の経緯が黎深のごり押しでなく、正規の手順、選抜試験を受けてのものであれば箸にも棒にもひっかからなかった自信があるナンチャッテ宮女の真朱だ。
 ナンチャッテな日々が今報われた。ヨーデルだって歌うというものだ。
 ガッツポーズで今にも口笛を吹きそうなハイテンションナチュラルハイ。ユキちゃんペータ、おじいさん(誰)! 劉輝が立ったよ!
「その……実は、真朱に相談があるのだ」
 真朱が疲れからか不機嫌だったので、今夜はやめておこうかとヘタレっぽく遠慮していた案件を、彼女の笑顔に励まされて相談する。
「は? 俺にっすか?」
「うむ。実は今進めている案件の草案なんだが、何度直しても絳攸に床に捨てられあまつ足蹴にされるのだ」
 真朱は意識して浮かれた表情を改めた。それは――。
「主上。俺は官吏じゃないぞ。国政のことなら激しくお門違いだし役に立てるわけがない。妹だからって絳攸の考えが読めるわけじゃねーぞ」
 兄としての彼ならともかく、官吏としての兄は頭がよすぎて真朱には理解が及ばないというか政にそもそも興味がないのだ真朱は。
「そうだな。しかし、絳攸はコレを床に捨てる際に"これならまだ真朱の方が弁が立つ"と吐き捨てるのだ。真朱は官吏ではないが、あの言葉は"真朱の話を聞け"と言っているように余には聞こえたのだ」
「…………………」
 真朱はしばし黙考し、結局は兄の言葉を信じたのだろう。自分が何か役に立つのならばと他言無用を誓って、絳攸に却下された沓跡も鮮明な草稿に目を通した。
 書翰に落とした視線、長いまつげが震えた。
「…………なぁぁーるほどね。よぉーっっくわかった」
 兄の意図が読めた。真朱は忌々しげに舌打ちし、再び不機嫌になり劉輝をビビらせる。

 ―――国試の、女人受験の導入。

 秀麗とともに戸部に放り込まれた理由を真朱はようやく理解した。
 本命は間違いなく志のある秀麗だ。真朱はオマケというかついで。付属物であっても、真朱の学力と教育に対する意識はその特殊な経歴と現在の環境により、偏りはあるものの真っ当に高い水準にあるのも事実だ。
 さらに。真朱の思考や思想が彩雲国の人々には兎角異端であり目新しいことを兄である絳攸はよく知っている。それの何がしかが目に留まれば、真朱が少女の身体をしているだけに、秀麗とは別種の女性の力、視点と映るかもしれない。保険と駄目押し。今回の真朱の役割だ。
 何も告げられず、利用されたそのことに不満はない。やや詐欺めいていると思わないでもないが、秀麗の役に立てるのであれば本望だ。
 だが、しかし。
「………絳攸に駄目出しされんのは、この"女人を国政に参加させる社会的意義についての考察"のところだな?」
「そう、そうなのだ!」
 意気込む劉輝に、真朱は一度深く息を吸って、慎重に吐き出し波立った内心を宥めすかす。
「これ―――男女の差異が、肉体的部分しか言及されてないんだよ。これじゃ足りない。社会的な性差について一言もない……つまり、生物的な一面だけじゃなく、社会の中で、男と女に求められるもの、その違いが生み出す社会的な性別、想定された標準的な理想型としての性のオトコとオンナの違いを論じてこその社会的意義だろーが」
 真朱は一度言葉を切る。
 劉輝はじわじわと目を見開き、片手で「続けよ」と合図する。
「御意――つまり、肉体的男女差が生まれながらのものであれば、社会的な性差はすなわち社会の中で求められる男女の役割の違いだ。要は"男らしさ"に"女らしさ"という尺度であり、一概に二元的に語れるものではない蓄積された文化の賜物で、後天的な産物ですらある。故に時代とともに推移もするし、変化もする。つまり、男女で一つの社会を作り上げているようで、実際のところは"男性社会"と"女性社会"の二つの社会が絡み合って一つ"社会"に構成されているんだ。この現状の論述を踏まえ、男しか居ない国政の現場では端からないものとして扱われてすらいない"女性社会"、つまり国の残りの半分を、頭の固いヤロー共に気づかせろ。女人参政の社会的意義を論ずるなら、まずここからだ。絳攸が言いたいのは大体こんなところだろ」
 一息で捲くし立て、真朱は書翰を放った。
 放り投げ、その手で掻き毟るように胸を押さえる。
「そう――そう、か。余は女人の視点を尊重しているつもりでその実、男の視点でしか物を見られず、残る半分に全く気づいていなかったのだな……」
 秀麗に近くにいて欲しいとか、秀麗が望むからといったやや不純な動機から端を発した案でもあるが、直感的に有益だと感じ、直感であったが為に劉輝のなかで言語化していなかった部分を真朱が翻訳してくれた。
 深く息を付き、劉輝は何度も吟味するように真朱の言葉を口の中で転がして復唱し、ここのところひたすら頭を悩ませていた懸案に差した光明を頭に叩き込んだ。
「助かったぞ真朱!―――真朱?」
 俯いて肩を震わす、その尋常でない少女の様子に劉輝は慌てた。
「真朱!? どうしたのだ、なにか――」
 唇が声もなくわななく。胸元で祈るように組まれた両手が白くなるまで握りこまれ震える。
 口腔だけで呟いた声なき声。








 ―――ナンテ、無価値なDカップ――っ!!









「………………………………………は?」
 思わず聞き返す。

 うっそりと顔を上げた真朱は波打ち際に打ち上げられて腐乱した魚のような目をしていた。

「なぁおい俺は平均的スケベと自負する男であってなぁ俺の記憶では時代はツンデレ系のロリペドをもてはやす傾向があったが平均的スケベとしてリアルでは乳は小さいよりデカイほうが好きだったというか今でも好きだもちろんデカ過ぎるのもだめだアルファベットもF以降は巨乳っつーか爆乳であれはもはや別な生き物としか思えんあそこまでいくともう揉み甲斐がないと思わんか思うよなぁつーわけで一番理想的なバストサイズは断然DだDカップだ中ニの時分から途切れたことなかった俺の歴代彼女の八割はDだった正直だなぁ俺大好きだDカップ大好きだったがだがしかし自分の胸につけてみると切ないのを通り越してもう絶望虚しい砂を噛むただの脂肪のかたまりじゃねーかとすら思うもう終わりかもしれない乳に抱くドリームが全て瓦解したといっても過言ではない神は死んだ」

 息継ぎがなかった。

「し、しんしゅ……」
「こんな益体のないモンのために真夏にサラシを巻かにゃあならんわナニゲに肩は凝るわ散々だ散々じゃねーかなぁオイっ!?」
「はいぃっ!?」
 真朱が壊れたーーーーーっ!!??
 劉輝は戦慄し内心で絶叫した。
 時折わからない単語が紛れ込んでいるが、そこはなにか言語を超えた意思疎通を介して彼女が何を語っているのか理解できてしまう助けて。
 あぁ何故目にはまぶたがあるのに耳には蓋がないのだろう聞きたくないのに聴こえてしまうーっ。
 延々と続く珍妙な愚痴から目と耳を全力で反らしながら思う。

 ―――男言葉の少女。色めいた所のない同姓のようなやり取り――李真朱という少女のカタチ。
 あまりにも当たり前に存在していて誰も気づかず、気づいていても誰もが受け入れて生活している"求められる性別"、役割の性差。
 当たり前のことに気づくのは、それが"当たり前ではない"と感じる者の視点だ。
 真朱の言葉は思想でなく、恐らく―――経験と、実感。

「―――すまぬっ!」
 咄嗟に、劉輝の口から謝罪が飛び出た。
 ピタリ。
 そんな擬音が聞こえてきそうなくらい唐突に、真朱は口を閉ざした。
「…………いい。役に立てたんなら、それで」
 潮が引くように、まるで嘘のように平静な返事で、益体もない繰言を捲くし立てて自ら茶化すことで痛みを紛らわせていたのだとわかる――わかってしまった。
 傷ついた――傷つけたのだと知った。
「辛いことを、語らせたのだな……」
「あー………」
 気の抜けた声。真朱は否定も肯定も出来なかった。
 まさか劉輝に赤裸々暴露マシンガントークという"鉄壁の防御"を貫かれるとは思わなかった。少し、気まずい。
 ―――もともと、知識としては持っていたのだ。もうそろそろ十年にもなるか、大学で受講したジェンダー論。それを元に、男であり、女になった李真朱が実感せざるを得なかった落差。それを語ったまでのこと。
 役に立てたなら、そう、救われるくらいだ。ぐちゃぐちゃにかき回されるような――嫌悪感も、臍を噛むしかない違和感も、無駄ではないのだと慰められる。
「絳攸を……恨まないでくれ。余が、考えなしだったのだ。まるで気づかず、だから」
「恨みません。恨むはずがない。役に立ったなら本当に、それでいい。嘘じゃありません。主上も、絳攸も――恨めるはずが、ない。ねぇ、だって、こんなことで、傷つく俺が、オカシイ」
 動悸が不順になる。音楽万年3の、リズム感の悪い誰かの叩くカスタネットのようだ―――それがおかしい。傷つくのも、悔しがるのも筋違いだ李真朱は紛れもなく女人なのだから。わかっていて、ままならない。
「だが……すまぬ」
「謝んなよ」
「―――、助かった。この案件、必ず通す。ありがとう真朱。感謝する」
「………うん」
 稚く頷く。途方に暮れた迷子のような、揺れるまなざしがほとりと瞬く。

 けれどその瞳が濡れることはなかった。





 ―――残酷なことをする。
 それが楸瑛がまず抱いた感想だった。
 王が改稿に改稿を重ねた議案書はそれは見事なものだった。男の視点からは死角である女性社会に光を当て、そこから発展する論述は非の打ち所がない。正に盲点を突いている。充分に丸め込めるだろう――ワケもなく女人を軽視し反発するような頭の固い連中を。
 黙読し、無表情で一つ頷くことで絳攸はこれに及第を与えた。草稿から本稿を起こすよう指示する。
 必要以上に表情を消している絳攸と、何か言いたげに口を開きかけては言葉を飲み込む劉輝の仕草に、血を吐くように言葉を紡いだだろう少女の影が楸瑛には透けて見えた。
 まぁその傷ついた少女の傷つき方が奇妙奇天烈過ぎて色んな意味で目を覆うような有様だったことまでは、さすがの楸瑛も予想出来なかったが――。

 これは、遠い未来、女人が男性と肩を並べるようになって初めて求められて高まる理論だ。女人が社会に出ることで初めて皆が問題に気づく類の――。
 子を産み育て、家を守ることが女の役割と信じてやまない現状の社会と人々の意識ではまず思いつきもしない。思いつく可能性がある人がいるとすれば、遠い未来からやってきた人間、もしくは――自分の認識する性と、他者の認識する性が異なっているような、そう、彼女のような痛みを抱える人だけだろう。
 故に、残酷なことをする―――そう思った。
 それを遠まわしに示唆した絳攸も、知らぬまま触れただろう劉輝も、求められるままに答えただろう真朱も、傷ついただろうに。
「………この議案は必ず通すと決めた。使えるものを使ったまでだ」
 知らず、批判的な目を作っていたのだろう楸瑛を絳攸は一瞥し、目を反らす。
 後ろめたそうに反らされた視線で、国試の女人受験の導入は、絳攸にとって秀麗のためだけではないと、今更気づいた。
 国政に女人が参加する。それを先鋒に、社会に進出する女人が増加していけば、いずれ社会における役割は理想として平等を帰すために中性化されざるを得ない。性差は厳然として存在するとはいえ、真朱のような少女には、居場所と選択肢が増えるだろう。
「公私混同では、ないと思うよ」
 慰めるでもなく、本心から楸瑛は言った。
 妹を傷つけたことではなく、公私混同に呵責を覚えているような生真面目な友人は官吏として正しい。
 自らが官吏になる意思のない真朱のために、自らが望んだとはいえ、秀麗を利用する形になるのを恥じている。
 秀麗の未来を案じ、傷ついた妹を一顧だにしないのは、無意識のうちに真朱の所有権を主張しているようなものだ。
 傷つけようと、慰めようと、傷すらも丸ごとだ。だから真朱の傷を絳攸は想わない。真朱も絳攸を恨まないのだろう。
 思わず楸瑛が羨望するほどの絆だった。
 それがむしろ、もどかしい。

「余は……府庫に行ってくる」
 何の見返りも求めずに、ただそばに居てくれた友人を知らず傷つけたことに傷ついただろう劉輝も落ち込んでいる。やはり同じようにそばに居てくれた人、邵可の元へ行きたがり、双花菖蒲はそれを許可した。
「あとで迎えに行きますよ」
「……うむ」
 少しションボリした後姿を見送り、楸瑛は絳攸と向き合う。
 扉が閉まり、足音が遠ざかったのを見計らって楸瑛は口を開く。
「らしくもない。回りくどいね」
「……何がだ」
「少しでも真朱殿に生き易い世界にしたいのだろう? これも一つの手段ではあるね――彼女が女人の身体のまま、男として生きると選んだのであれば」
「…………、」
「優しいねぇ絳攸。優しすぎる。だが現実として………間に合わないとわたしは思うよ。人の意識はこれから十年も二十年――百年もかけて変えていくものだ。社会が彼女に追いつく前に、彼女は限界を向かえそうだけど」
「……っるさい」
 問題は、時間だ。時間の問題なのだ。
 わかっているのだろう、楸瑛を睨みつける眼光に常の鋭さがなく、揺れる。
「妹なんだろう? 君にとって、真朱殿は、弟ではなく、あくまでも妹。女人なんだろう?」
「だから、なんだ!?」
「もう一つ、手段があると言っているんだよ。一か八かではあるけどね。成功する可能性が一番高いのは、一番身近な君だと思うけど、君が出来ないと言うのであればわたしがやろうか?」
 反射的に振り上げられた拳を、楸瑛は難なく受け止めた。
「ふざけるなっこの常春っ!!」
「真面目な提案だよ。痛々しくて見てられないね―――抱いて愛して支えてあげればいいじゃないか女人として」
 多分、真朱だって気づいている。その方法を。

「一か八かなんて冗談じゃないっ!!」

 血漿を撒き散らすかのような叫びだった。
「冗談じゃない……っ」
「そう、冗談じゃない。失敗すれば今度こそ真朱殿は帰って来ないだろうし、成功して彼女が身体の性別を受け入れたとしても、最初の男は半々くらいの確率で壮絶に恨まれるかな―――楽しくない役目だけど、わたしが恨まれて君が支えてあげれば? 君の子供を産んでくれるかもしれないよ?」
 あまりに露骨な偽悪的な物言いに、激昂するかと思われた絳攸は逆に冷め切った。
「そんなこと望んでいない」
 吐き捨てる。
「―――望んでないっ」
「………だろうね」
 望むべくもないのだろう。

 願うのは唯一つ―――笑って、生きていて欲しい。

 それだけだ。
 もうカタチなど問わない。たったそれだけ。
 愛でも恋でも兄妹愛でも何でもいい。確かに愛していて、それは間違いないのだから分類なんて今更無粋だ。
 大事すぎて手が出せないなんて幼いことも言わない。それが確実な手段であればとうに踏み切っている。一か八かで失えるような命じゃないだけだ。
 恨まれたくないという想いを、臆病だとは口が裂けてもいえない。当たり前だ、大切なのだから。
 笑っていて欲しいのだから。

 やりきれない―――。
  
 他愛ないほどに当たり前の願いが遠い。遣り切れない。
 傍から見ていてそうなのだから、当人たちの心など楸瑛には想像を絶する。
 提案にもでしゃばった真似をした。
 だからただ、俯く友人の肩を抱いた。









(普通に女タラシだったらしい主人公。兄の心妹知らず逆もまた然り。いまだかつてないツッコミの集中豪雨をうけたNGが入るところだった話がコレ。しかし差し替えたのが暴露乳論て)




モドル ▽   △ ツギ

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